静岡県温室農業共同組合
マスクメロン
「マスクメロン」と呼ばれるものは、全国で流通しており、アールスフェボリット種であれば、マスクメロンと言えます。
しかし、一般的にイメージされるマスクメロンというのは、静岡県温室農業共同組合から一茎一果で栽培され、出荷された「クラウンメロン」と「アローマメロン」のことであり、極端なほど徹底した栽培法と品質管理、流通管理を行っているため、世間がイメージする高級マスクメロンとはこのメロンのことです。
一茎一果
EJ Premier Fruitsのマスクメロン (クラウンメロン・アローマメロン) の最大の特徴なんと言っても「一茎一果」。これは一つの木で一つのメロンしか収穫しないという贅沢な栽培方法のこと。メロンは通常、複数の実をつけ収穫が行われますが、このマスクメロンは一つの実だけを残し、他は全て切ってしまう非常に贅沢な一果取り。
一果取りの特徴はなんといっても全ての養分がその実だけに集中されること。つまり美味しさが分散することなく、たった一つのメロンだけに凝縮されます。
また、単純に実を一つにするだけでは美味しいマスクメロンはできません。このマスクメロンは、「隔離ベッド」用法を取り入れており、隔離ベッド用法とは、地面から土を切り離し、限られた土量の中でメロンを栽培するのこと。つまり天候や根の問題で、他のメロンに水分や養分が奪われることなく、全てに置いて、水分や養分はその1つのマスクメロンだけに集中されるのです。
きめ細かくに調整することができ、美しいマスクメロンの色合い、ムスクの気品を感じさせる上品な香り、透き通る洗練された甘さ、そして繊維質が少なく、なめらかで、きめ細かい肉質の繊細なマスクメロンに仕上がるのです。
日照時間の多い静岡で、太陽を好むマスクメロン
マスクメロンは一般的なビニールのハウスではなく、光を効率的に取り込むガラスの温室で天塩にかけ、大切に育てられます。ガラスは太陽の透過率が高く、光を好むマスクメロンに最適です。またマスクメロンは日本の気候の問題から、路地栽培はできません。温室は一定の温湿度になるように設定されており、窓の自動開閉や、季節により、ボイラーやエアコンを使用することにより、マスクメロンの成長をコントロールしています。
マスクメロンは一般のビニール栽培のメロンに比べ、太陽の光をより多く吸収するため、甘く芳醇な果肉を持つマスクメロンに仕上がります。この栽培方法は大正時代に確立され、ガラス温室栽培技術により季節を問わず、年中安定した品質の生産・出荷を実現しています。
EJ Premier Fruits×定善商店
マスクメロンは最高級の味わいはもちろんのこと、高級フルーツとして、美しさに価値があります。美しい網目、整った姿、形は、先様に喜ばれる特別な贈り物となるでしょう。
EJ Premier Fruitsでは日本最大の青果市場「大田市場」で、最も品質の高い上物を扱うことで定評のある老舗フルーツ専門仲卸「定善商店」に依頼し、セリを通じて、最高級のマスクメロンをお客様のためにご用意しております。
等級のご案内
静岡県温室農業共同組合産マスクメロン (クラウンメロン・アローマメロン) は、最も多い数が東京大田市場に入荷されます。最高等級は富士ですが、6玉揃っていないと富士と名乗れず、山の中にも富士クラスのマスクメロンが入っていることは多くございます。また厳しい生産者の判断で山で選果場に出荷を行なっている場合もあり、マスクメロンは一概に等級だけで品質を判断することはできないと言われています。EJ Premier Fruitsでは富士ならびに、富士に匹敵する山等級を使用しています。
マスクメロンの食べ頃
マスクメロンはお尻 (下部) から熟度が進みます。常温の室温で保管し、メロンのお尻 (下部) をそっと指で触ってみると、少し柔らかい感じがしてきた頃が食べごろです。しかし一般的に言われるような押す行為はしないでください。押すことにより品質が劣化してしまいます。