北海道の著名ホテルや高級レストランで使用されている「冨田ファーム」のチーズは、どこよりも原料と品質にこだわりがあります。 常に安定した乳脂肪分がある自社生乳を使用しているため、通年を通して同じ品質で製造が可能。また製造時には熟練した職人が適切に水分を切っているため、嫌な雑味が一切なく、まろやかな味わいです。 冨田ファームのチーズは著名料理人にも広く評価されており、中でもザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパのミシュラン三ツ星レストラン「旧ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」でも採用され、シェフも牧場とチーズ工房ににわざわざ訪れたほどです。
濃厚でミルクのフレッシュ感が強いモッツァレラはカプレーゼ、ピザ、ラザニアに。
ジャパンブルー (ブルーチーズ)
ブルーチーズは黄色掛った見た目と綺麗なモザイク状の青かびは斬新で圧倒される見た目。強烈な見た目とは裏腹に、ナッツのような深い香りとミルクの風味、そして意外にや塩気がきつくなく、ブルーチーズ独特のクセも少なくまろやか。そして何より雲丹を思わせる味わいに驚きを感じることでしょう。
ルブロッション (おこっぺ山のチーズ)
ルブロッションはカマンベールのようなクリーミーな食感で、そのまま食べるだけでなく、グラタンにも最適です。最も有名なのはフランス・サヴォワ地方の郷土料理「タルティフレット」。炒めた玉ねぎとジャガイモ、ハム・ベーコンにルブロッションチーズを掛けたシンプルな味わいのオーブン料理です。「おこっぺ山」は、一般的なウォッシュチーズのように塩気と風味がきついと言うことはありません。ほのかに香る甘いミルクの香りと、ナッツのような風味、そしてしっかりとしながらもカマンベールのような柔らかく弾力がある独特な食感が特徴です。
エメンタール (カムイ・スイ)
ナッツのような香りのグリュイエールはグラタンやラザニアなどのオーブン料理に。淡白でほんのりした甘みのエメンタールはバゲットにハムと挟んでサンドイッチに。またはこの二種のチーズを溶かしてチーズフォンデュに。エメンタールとグリュリエールは2個ずつ入れておりますので、1回は是非チーズフォンデュとしてお楽しみください。溶けやすいので、白ワインと少々のミルクを入れるだけで下準備OKです。
ウォッシュ・ラクレット (おこっぺ大地)
ラクレットに使用する「おこっぺ大地」はラクレットでも、そのままスライスしても食べれるチーズ。ウォッシュチーズは塩水で磨きながら熟成させていく事で、チーズ自体の中からの他、外皮の菌による外からの熟成も進んでいきます。表皮のオレンジ色が濃くなるほど独特な香りと風味がでてきます。茹でたジャガイモ、ニンジン、ブロッコリー、カリフラワー、ソーセージやベーコンなど、ラクレットは好きな食材に溶かして掛けるだけのシンプルな料理です。
ゴーダチーズ (冨)
洞爺湖サミットにも提供された冨田ファームの看板チーズ、ゴーダ「富」は塩分控えめで、雑味がなく旨味が詰まったさっぱりとしたチーズ。赤ワインのアテにも最適。
ミモレット (仁)
ミモレットはカラスミを思わせる独特の風味ながらも、クセがなく爽やかな味わい。
チーフバイヤーより
自社で牧場を営み、そのまま自社で加工するチーズのことをフェルミエチーズと呼びますが、ヨーロッパではたくさんありますが、北海道でこの形態を取っているチーズ工房はほとんどありません。
冨田ファームはお父様が牧場主、娘さんともう一人、新さっぽろ乳業で経験を積まれた方が製造を行っております。製造に関わるお二方は日本のチーズの第一人者と呼ばれる方の下で経験を積み、幅広い知識を持ち合わせており、*HACCPと呼ばれる厳しい認証も取得。
牧場の冨田ファームは牧草地で「有機循環式農法」と呼ばれる革新的で化学肥料を使用しない方法を考案され、農林水産省およびムーンショット計画と呼ばれる国の重要プロジェクトからも重要視されています。
また、あまり知られていないことですが、通常牛のミルクは季節により大きく脂肪分の変動があります。脂肪分に変動があると年間を通じて同じクオリティのチーズを製造することはできず、味のバラつきが出ます。これを「シーズナル商品」と呼ぶか、「時期で味が違う」と捉えるかは、人それぞれですが、冨田ファームでは独自の方法で牧草を発酵させる特殊な飼料により、年間を通じて季節に影響されない脂肪分のミルクを生産されています。そのため、冨田ファームのチーズはいつ食べても同じ味になるように工夫されています。