1. 鹿沼在来そば (コソバ)とは
2. そばの生育に理想な地「鹿沼」
3. 鹿沼在来そばの収穫
4. 石臼弐層挽き製法
5. 生そばの上手な茹で方

1、鹿沼在来そば (コソバ)とは

鹿沼在来そば (コソバ) とは鹿沼市の中山間部で栽培された在来種のそばです。玄そばは黒褐色で香り豊かなのが特徴です。殻を挽き込んだそば麺は、雑味のないあまさで歯切れが良く、そば本来の滋味深い味わいです。

この鹿沼在来蕎麦は、江戸時代から鹿沼の地で食べられていたと言われる地域と結びついた産品です。生産地・特性・品質・製法・伝統について高い評価を獲得し、GI産品として農林水産省に登録された鹿沼の知的財産権です。

2、そばの生育に理想な地「鹿沼」

そばの産地は日本全国に数多くあるが、本当に美味しい蕎麦の産地は一握りであると断言できる。日光連山の南麗にある鹿沼は朝晩の寒暖差が大きく、日光山麗の内陸性気候がこの寒暖差を生み、蕎麦を一層美味しくさせる。桃源郷とも呼べるような原風景が広がり、数多くの清流が流れている鹿沼。蕎麦の栽培にも、美味い蕎麦を打つにも「美味い水」がとても重要だ。

3、鹿沼在来そばの収穫

8月初旬頃から種を播き、9月中旬頃には花が一面に咲き乱れ、あたり一帯は蕎麦のお花畑となる。霜に当たることでダメになる作物は数多くあるが、蕎麦の場合は甘味が促進され、奥深い味わいのそばとなる。鹿沼在来そばは風味と甘み、そしてモチモチとした食感の良さが特徴である。

4、石臼弐層挽き製法

石臼弐層挽き製法とは、異なる目立てによるそば粉の粒度分布の違いを併せる製法。
独自ラセン目立ては、粗挽きも得意とし、大型放射状目立ては、絹挽きが特徴。上品なせいろそば～芳醇な粗挽き田舎そば等などメッシュの違いによるそれぞれの美味しさを米山そばは追求しており、一味違うそばを米山そばは提供している。

5、生そばの上手な茹で方

大きめの鍋にたっぷりと湯を沸かし、完全に沸騰したら麺をほぐしながら入れ、優しくかき混ぜてください。茹でる際は、強火でできるだけ早く吹き上がらせ、湯の中でそばを泳がせるように茹でるんのがポイントです。

大きめの鍋が用意できない場合は、麺を少量ずつ小分けにして茹でて頂き、また1パック以上召し上がる場合にも同様に一度に入れず、少量ずつ茹でてください。

茹で時間は2分となっております。

（注意）：同じ湯で何度も茹で上げますと、打ち粉により湯が濁り、生煮えの原因となりますので、適度に湯を足してください。

茹で上がりましたら、素早く冷水で2〜3回水をかけながら水洗いし、麺を引き締めてください。夏場および水温が高い場合は、仕上げに氷水で〆ると美味しくお召し上がり頂けます。

冷たいそばのお召し上がり方

水切れのよいザルに盛り、お好みのツユ、わさび・大根おろし・ねぎなどを入れてお召し上がりください。

温かいそばのお召し上がり方

冷水で〆たそばを湯煎し、さっと湯にくぐらせてください。かけそば等のあたたかいそばでも、水洗いは行ってください。お好みにより茹で時間を短くされることをお勧めします。