極上の脂乗り

きんき・めんめ

大きな目と鮮やかな赤の魚体が特徴の「めんめ（きんき）」は、北海道から東北にかけて生息する白身魚で、西ののどぐろ、東のめんめとも称される高級魚。めんめの白身は上品で豊富な脂を多く含んでおり、脂肪分は20%以上と言われています。

特に深い海域を持つ知床半島周辺海域と、豊かな自然が現存する知床連峰から降り注ぐミネラルにより、プランクトン豊富な海となり、日本屈指の豊かな漁場である知床で獲れるめんめは、最高級品として認知されています。

本州産に比べ、味わいや身の締り、脂乗りが格別が良く、流通量も少ないため希少価値が高く、知床工房吉野は「きんき・めんめ」のトップブランドとして、豊洲や斜里・羅臼をはじめ、高値で取引が行われています。

一夜干しとは

一夜干しとは、太陽に当てることなく、日陰でじっくり乾かし、魚を熟成させること。知床の冷涼で乾燥した風土を活かし、生のまま長時間じっくり一夜干しをすることが可能です。

長時間干すことのメリットは、低温熟成させることにより、きんきの旨味と風味を増やすことができ、きんきのタンパク質がアミノ酸に変化し、旨味を増すことが出来るからです。めんめ一夜干しは、ご家庭のグリルまたはオーブンで調理してください。箸で簡単にほどけるふっくら柔らかい肉質、お口の中でじゅわーっと広がる柔らかくまろやかで甘みのある旨味、そして何よりしつこくない上質な白身の脂が知床産めんめの特徴です。

スペシャル (超特大) めんめのご紹介

特に500g以上の干物は、生の状態では700gを超える巨大サイズのため、水揚げされることは稀で漁獲量が極端に少なく、ほとんど獲れないため、在庫状況により長期でお待ちいただく場合もございます。

サイズが大きければ大きいほど、脂身が多く旨味が強いため、小さいめんめを2尾買われるより、大きいものを一つ買われてご夫婦でシェアされることをお勧めしております。

めんめのお召し上がり方

めんめの干物は、ご家庭の魚焼きグリルまたはオーブンで調理してください。脂の多いめんめは余程でない限り失敗はしないでしょう。

めんめをお召し上がりになられた方はご存じかと思いますが、キンキは何より脂の旨味が特徴。小料理、寿司屋でも、炙りに塩を掛けて「そのままお召し上がりください」と大将に言われることが多いかと思います。干物でも醤油だけではなく、最初は塩や岩塩をまぶしてお召し上がりになると、より一層お楽しみ頂けます。

Signature / チーフバイヤーより

知床工房吉野がめんめ（キンキ）で評価が高い理由は何よりも加工が早いこと。取扱い量が多く、作業が丁寧なことです。セリで並んだものを即時加工し、昼には終わって、干しを始めています。普通の業者ならしばらく放置してから作業することでしょう。

めんめは生で食べると、食味が淡泊で味がなく、食感も特にいいとは言えないので、熱を加えた方がトロッと脂が溶け出し、美味しく食べれる魚です。そのため刺身や寿司などはイマイチでありおすすめできません。めんめは干物か、煮つけをがお勧めします。