紅秀峰
Signature
生産地: 山形県など 交配: 佐藤錦×天香錦 紅秀峰は山形県園芸試験場で1979年に「佐藤錦」に「天香錦」を交配して誕生し、1991年に品種登録がされました。果実は大粒で鮮やかな赤色のハート形をしています。糖度が高く、果肉はクリーム色で果肉は緻密でパリッとした歯ごたえ。酸味が少なく濃厚な甘みがある上品な味わいのさくらんぼです。佐藤錦のあとに収穫時期を迎える晩生の品種で、お中元のシーズンにも販売されているためギフト需要が高いさくらんぼです。 果樹園の宝石と呼ばれるさくらんぼ。一粒一粒丁寧に敷き詰められた化粧箱は見るものを虜にする美しさ。しかし栽培の手間や難しさ、地理的条件から、山形県が数少ない適作地と言われており、全国一の生産量を誇り、流通の約7割を占めており、高級さくらんぼの代名詞「佐藤錦」、「紅秀峰」は山形県産がトップブランドと言える。
山形県産さくらんぼ
紅秀峰
さくらんぼの栽培に適した気候は、4~5月上旬の遅霜が軽く、6~7月上旬が比較的湿気と雨が少ないことが望ましいとされているが。霜や梅雨などがあると品質に影響するため、農家は日々神経を尖らせてあらゆる対策を行なっているという。収穫間際に雨が降ると実割れをしてしまうため、ハウスの設置などをして雨に当たらないようにする。また、日当たりが悪いと色づきが悪くなるため、身の近くの葉を丁寧に取るなど、とても手間がかかる細かい作業が多くある。
収穫は一粒一粒丁寧に手でもぎ取り、軸ごとにもぎ取り、化粧箱に詰める際には色味や向き、大きさなどをしっかり均一になるように並べるのは熟練した技が必要となり、ようやく「宝石箱」の完成となり、出荷される。